こんにちは、リクです。
今回は、クリエイティブあるあるの一つ、
完成!と思って寝たら翌日見たとき「なんやこれ下手」現象について、
解説と対策をお話ししようと思います。
僕自身はデザイナーをやっておりまして、もう4年めになりますが、相変わらずこの現象は毎回訪れます。
小学生の頃から絵を描くのが好きで、「渾身の一枚がかけた!」と思ったのもその日のうちだけ。
翌日見ると「なんやこれ」状態。
こういった経験、みなさんもお有りではないでしょうか?(僕だけじゃないと信じたい)
この現象についての解説と対策についてお話します。
結論:その感覚は大切なものなので、そのままで良い。
そもそも何故こんなことが起こるのか?みたいな長いくだりは個人的にあまり好きではないので笑
さっさと結論から入りたいと思います。
結論は、この感覚を持つことこそが、成果物のクオリティをあげる方法の一つでもあるので、そのままでいい、ということです。
最近読んだ本に「思考の整理学」という本があります。
なんでも、東大京大でもっとも読まれた本なのだとか。
著者は東大教授のおじいちゃんです。
ざっくりどういう本かというと、タイトルの通り「思考を整理する方法」が書かれているわけですが、その過程として、脳のメカニズムの解説も一部なされています。
いくつか整理方は紹介されていますが、その中の一つに、「一晩寝かせる」というものがあるのです。
著者によれば、「めっちゃいい案思いついた!やべ天才かもしれん!これ思いついたの世界で俺だけやろ!メモっとこ!」みたいにテンション上がったアイデアも、翌日になってメモを見返すと「なんやこれ…よくあるやつやん…おもんな…」となるらしいです。
東大教授でもこんなことあるんです。
そう、この現象は人間の脳のメカニズムで、もともとそういう作りになっているんです。
だからまず、翌日になんやこれ、となる現象が起きることそのものは受け入れましょう。
むしろ、これが大事なことなのです。
テンション上がって視野が狭まった状態から、もう一度まっさらな状態で見つめなおす。
そうすることで「ここおかしいな」とか「そもそもこの案は課題に対して不適切かな」とか思えるようになります。
これが制作物のクオリティアップに繋がります。
僕の場合、ロゴデザインの仕事などは最低でも一週間はいただいています。
作業時間だけ見れば1〜2日でできるのですが、「寝かせて見直す」を三回くらい行うために、このくらいの期間を設けています。
人間、たくさんの選択肢の中から良いデザインを選び取るのは得意ですが、生み出すのは不得意な生き物です。
- なんだか自分の作ったもののクオリティが低い気がする…
- この後どうしたら良くなるのか分からない…
- 良いのができたと思っても、翌日見るとなんか変…
これらは正常な反応です。
一旦、寝ましょう!笑
だからこそ、寝かせる時間を確保するためには、納期に余裕を持って、「まず8割完成」を心がけましょう。(自戒)
今回は以上です。
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